イーヌカー(上の井泉)
これは、メーヌカーのすぐ傍にあるので、すぐ分かった。イーヌカーは荻堂集落の共同井泉の1つで、いつ頃築造されたかは祥ではない。1965年(昭和40年)12月の水道が布設されるまで屋敷内にチンガー(井戸)のない家庭にとって洗濯、野菜洗い、水浴び等生活用水として貴重な井泉であった。また、住民の情報交換、老幼男女の触れ合い、憩いの場としても大きな役割を果たしてきた。戦前は旧正月2日、現在は1月3日に区の役員有志が水の恵みに感謝してハチウビー(初御水)の祈願をしている。
メーヌカー
ここは、特に名札らしきものがないので、最初は分からなかったのだけど、地元の方に尋ねて、あぁ、ここなんだと思った。よく見ると網があって湧水になっている。そばにバナナの木の群落があって、ちょうどバナナの房が下がっていた。
タチガー
タチガーは、他の湧水群からちょっと外れたところにある。荻堂から北中城中へ抜ける道なのでよく通っているのだけど、こんなところにあるとは思ってもいなかった。墓の前に急な坂道があり、降りてみると林の中から水の音が聞えてきた。
イリヌカー(西の井泉・荻堂)
イリヌカーは、大城にもあるけど、こっちは荻堂集落の共同井泉の1つで、いつ頃築造されたかはこれもよく分からないようだ。ここも教えてもらってようやく探し当てたとこ。歩いていても横道を覗いて見ないと気づかないかもしれない。1965年(昭和40年)12月に水道が布設されるまで屋敷内にチンガー(井戸)のない家庭にとって洗濯、野菜洗い、水浴び等生活用水として貴重な井泉であった。また、住民の情報交換、老幼男女の触れ合い、憩いの場としても大きな役割を果たしてきた。戦前は旧正月2日、現在は1月3日に区の役員有志が水の恵みに感謝してハチウビー(初御水)の祈願をしているそうだ。
アガリガー(東井泉)
ここも、少し分かりにくいのだけど、さーふーふーのすぐ近くにあるので、そばを食べた後に寄ってみるのもいいかもしれない。大城集落の古い共同井泉の一つで、築造年代は祥でない。このカー(井泉)は、主に集落東部の住民が、洗濯、野菜洗い、水浴び等生活用水として利用してきた。戦前は旧正月2日、現在は1月3日に区の役員有志が水の恵みに感謝してハチウビー(初御水)の祈願をしている。
アカタガー
これが一番捜すのに苦労したかな。2人の人に聞いてやっと最後のを発見。大城コミュニティ広場から野嵩へ抜ける農道の下の畑にある。大きな墓の前が目印。降りる道の傍には月桃も植わっている。ただ苦労した割りには、余り綺麗な感じではないかな。2人とも大したもんじゃないよと済まなさそうに言っていた訳も分かった。
でも、その道から野嵩に抜ける道があって、そこから中城城址と中城高原ホテルの廃墟が並んで見渡せる場所を発見。緑がとても鮮やかで、片や城跡で、片や廃墟の風景が面白い。
荻堂大城湧水群-1の記事はこちら。
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