が、今回はすんなりと発見。なんで気づかなかったんだろうって程あっけなかった。大城湧水群で捜すのを苦労したので慣れたのか、コツが分かったのかもしれない。ここはとても水量が豊富で涼むには、とてもいいかも。廻りには緑も鮮やかな田芋畑が広がっている。
普天間飛行場を中心とした周辺には、水を通しやすい琉球石灰岩の台地が広がっていて、その下には水を通さない島尻層がある。そのため、地表からしみ込んだり上流から流れ込んだ水を浄化しながら地下に蓄える自然の地下ダムのような構造になっていて、 それが湧水となって多くの場所から湧き出し、特に、大山地区の水田地帯などを育んでいる訳だ。
たくさんあるのは知っていたけど、宜野湾市の湧水、井戸は100以上が知られているとはちょっと驚きだ。一口に湧水と言っても、 洞穴泉、崖泉、崖下泉、渓谷泉、凹地泉などいろいろあるようだ。これによると、ヒャーカーガーは渓谷泉。たまにコンジンテナガエビや モクズガニが顔をのぞかせているらしいけど、私は観察することができなかった。
田芋畑の畦道を歩いていくと、ヤマチヂャガーを発見。余り水量は多くはないようだ。これは、崖下に開口する洞穴から湧き出している崖下泉 (がいかせん) と言うものらしい。この先にもウーシヌハナガーがあるはずなんだけど、そっちは発見できず。よく捜せばいいのかも知れないけど、それは次回の楽しみにしておこう。そもそも荻堂・大城の湧水群のように名札が立っている訳じゃないからねぇ。
畦道ばかりかと思っていたら、立派?なコンクリートの道もあるんだ。両側に畑が広がり、畦道とは違って歩きやすい。突然、雀の大群が飛び立ったので、ふとそっちを見たら、田んぼだ。もうすぐ収穫できそうな感じだけど、その前の雀に食べられちゃわないかな?
湧水は、やはり崖下辺りにあるはずなので、崖沿いの道へ向かうことに。あちこりにパイプや湧水を貯める小さな井戸のようなものがある。それにしてもこれだけ田芋が並んでいると壮観だな。
今度は、アラナキガーを発見。水量が多く、戦前の那覇の水源地にも取りあげられたんだそうだ。今見る限りは、それ程の水量があるようには見えないけど、以前はもっと多かったのかも知れない。ここは表通りからは絶対分からないだろうなぁ。裏通りのそのまた裏から降りてこないとダメだ。
これは、前に来た時に見つけたヒージャーガー。ここは、かなり水量が豊富で、メンダカリヒージャーともいわれているらしい。かつては、イナグガー(女性用)と、イキガガー(男性用)に分かれて利用していたそうだ。このヒージャーガーを教えてくれた農家の方と話してたら、この水は日照りの時も渇れることはないらしい。でもそれは普天間基地のお蔭だとも言っていた。返還されて宅地になったら渇れてしまうかもしれないのか・・・。
台風は、やっぱり田芋にも影響は大きいらしい。大きな葉が傘のように風をはらんで地下の芋ごと浮き上がらせてしまうんだそうだ。だからなるべく葉が小さくて低いのを作りたいらしいけど、実際は葉が大きものの方がいい芋ができるそうで、人間の都合よくはいかないもんだ。
田芋畑の傍の道は、58号線と並行して真志喜から伊佐へと抜けているのだけど、ケービンミチと呼ばれている。昔、古波蔵から嘉手納への軽便鉄道が走っていたのがこの道なんだろうか。「ゆいレール展示館」内に“軽便鉄道関連の展示”として路線図や当時の写真・乗車券類などが数多く展示されているそうだから、今度確かめてみよう。この道と58号線の間の細い道にも古い民家が残っていたりして興味深い。クルマが走れないような道も多く、いきなり階段になって58号線に続いてたりする。58号線をクルマで走っていては全く気づかない風景だと思う。この路地にも湧水があるはずなんだけど、なかなか捜せないな。
ケービンミチを歩いていると、田芋畑の間を下校する学生が見えたり、まったくのどかな光景だ。
大山の湧水群の写真アルバム┃大山の田芋の写真アルバム
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