そば家　偶(ぐう) おきぐる(沖縄タウン情報)

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2008年07月25日

そば家　偶(ぐう)

偶(ぐう)も、やぎやと同じく八重瀬町にある比較的新しい沖縄そば屋で、今年の10月で2年になるそうだ。民家の一部を店にしているのは、カフェレストランだけど、読谷にある「つちなる」とロケーションも含めてよく似た雰囲気だったりする。場所はちょっと分かりづらいところにあるのだけど、近くまで来ると案内板が結構あちこちに設置されているので、比較的迷わなくても済むんじゃないかと思う。

普通のおうちに入るような感じで門を通ると、すぐ左にテラス席がある。女将さんが言うにはランチタイムはこちらを好む方が多いんだそうだ。廻りは畑だったりしてオープンエアが心地よいからだろうね。店内と言うか玄関をあがって家に上がると、キッチン手前の部屋に4人用のテーブルと6人用のテーブルが1つづあり、その手前の座敷に、4人用と2人用の座卓が2つづつあり、窓の外は縁側になっている。

メニューは、三枚肉、ソーキ、軟骨、ティビチ、など全部入った偶そばを始め、野菜そばや、ジューシーとかのセットがあり、かなりボリュームのある内容な感じがする。他に日替りもあって、この日は、中華風焼きそばとジューシーのセットと中華丼。初めてだし、普通にそばにしようかとも思ったのだけど、どうにもこの中華風焼きそばが気になってしまった。麺はそばと同じだと言うし、思いきってそれを注文してみた。

これが日替りの中華風焼きそばのセットで800円。見た途端、普通のそばにしておけばよかったかなと軽く後悔する程のボリュームだ。焼きそば、ジューシー、菜の花の味噌和え、漬物、紅生姜、葛餅にスープ。まずは焼きそば。中華風の餡掛けかと思っていたのだけど、とろみは余りない。思ってた以上にあっさりとした味かな。具は、エビ、シメジ、人参、チンゲンサイ、キクラゲ、ネギなど。麺は縮れのある太平麺。

最初に感じたのは、すごく香りがいい。焼きそばから出てるのかと思ったけど、ジューシーからのようだ。フーチバーの香りなんだけど、すごく鮮烈なんだけど爽やかな香りが鼻に抜けていく。フーチバーってこんなに香りがよかったのかなと思う程だ。混ぜ込んであるのではなくて、細か目に刻んだのが熱々のジューシーにトッピングしてあるからだろうと思うけど、聞けば庭で自家栽培しているものだそうだ。そば屋で別皿にフーチバーを盛って出す店は多いけど、刻んだのを出す店は見たことがない。私は余り使わないのだけど、こんな風に刻んであれば香りをもっと楽しめていいだろうなと思う。考えてみれば、大葉だって葉っぱごと出す店はないよねぇ。

で、ジューシーは味もいいし美味い。スープは、そばの出しと同じだと思うけど、とてもしっかりとした味なので、やっぱり普通のそばにした方がよかったかもしれないな。その際も、小にしてジューシーとのセットにするのがおすすめじゃないかと思う。