知人が音楽業界から飲食業界へ転身するとは聞いていたのだけど、餃子専門店を開業するとハガキが届いた。楽しみにしていた日がやってきたので、早速バスでコザへ向かう。18時にコザにやってくるのは、久しぶりのことだ。場所は、凱莎琳 （キャサリン）のすぐ近くの郵便局のある通りに面している。
入口を見るとオープンは9/1になっていて、それまではハガキをもらった人だけになっている。でもすでに開店祝いの花や植物が飾られたりしている。オーナーの笠原さんに尋ねたら、お客さんが入ってきても断ったりはしないそうだ。カウンター4席に4人掛けが、2卓とハガキに書いてあったので狭いかと思ったら意外と広々とした明るい店内。無理をしたらあと2卓は作れるらしいけど、一人で切盛りしないといけないので、少なめにしたんだそうだ。
メニューは、専門店らしく基本的には、餃子が2種類あるだけ。飲み物はオリオンはなくてキリンビールが何種類かと泡盛がある。実は丸秘メニューってのもあって、あっと驚くものまであったりする。聞き忘れたけど飲み物メニューの右下のモノクロの写真は、若き日のオーナーと親爺さんだろうか?餃子は、ふつう焼き餃子とシャオロン餃子があるのだけど、大きな違いはニンニクの有無と言うことでまずはニンニク入りのシャオロン餃子を注文。テーブルには醤油、酢、辣油が置かれていて、コショーは珍しいなぁと思ったけど、あとでよくみると花椒だった。しまった気づいていれば使ったのになぁ(苦笑
これがシャオロン餃子5個で600円(2人前だと900円、3人前1,200円)。コインを分厚くしたような、ちょっと変わったカタチをしている。
皮は厚目と言うことだったけど、栄町のべんり屋のような厚みではなくて、やや暑いかなっていう位で、モチモチと言うよりフルフルっとした軽やかな食感。豚肉、キャベツ、長ネギ、ニラ、シイタケ、タケノコとニンニクが一体になっていて、何もつけないで食べても美味い。この餃子を味わうなら、醤油より酢を多めにして辣油はない方がより楽しめるかも。焼き上げるのに10分程かけるので、焼きなのに蒸したような味わいもあり、優しい餃子だ。
続けて、ふつう焼き餃子もオーダー。こちらは6個で450円(2人前700円、3人前950円)。
豚肉、キャベツ、タマネギ、ニラとシンプルな内容で、確かにカタチはふつうの焼き餃子だ。皮は薄皮で、これもフルフルっとしたやさしい食感。この手の餃子は、もうちょっと焦げ目をつけてカリっとさせた方が好みだったりするのだけど、しっとりと美味い。まだ仮オープンなのでグランドオープンまでにお客さんの反応を見ながら調整していくじゃないかなと思う。ともかく笠原さんお人柄が現れた餃子だと思う。
シャオロンとは、中国語で笑顔の意味だそうだ。飲食業へ転身したとは言え、音楽業界とは縁は切れないだろうねと笑う笠原さん。確かに入口にはライブハウスモッズのヤシの鉢や、店内には、普天間かおりさんからの花が飾られていたりする。そのうち餃子を食べながら誰かのライブを聞けたりすることもあるかもしれないと思ったりするね。ここの餃子は、テイクアウトが出来るのだけど、冷凍の生も持ち帰ることができる。ふつう餃子6個で250円、シャオロンが5個で300円と安いので、各1つづつテイクアウト。さて上手く焼けるかな?
餃子屋 シャオロン住所:沖縄市中央1-15-8
電話:098-938-3551
営業:11:30-14:30 17:00-21:00(ランチタイムは月-金まで 金・土は23時まで営業)
定休:日・祝
※2008年11月11日は臨時休業 2008年11/22-23の国際カーニバル期間中は終日営業の予定。豚キムチ餃子を価格据え置きで、コラーゲン入りに変更したそうです。
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