それにしても9月も終わろうと言うのに陽射しが強くて暑い。もっともホウオウボクの木陰は風が通って涼しくはあるのでしばし読書。さて11時半を少し回ったところでいよいよ暖簾が下がって開店のようだ。
外から見た感じでは、看板にラーメンの文字がなければ日本料理か蕎麦の店みたいな感じ。で、中に入るとコンクリートの打ちっぱなしでレストランバーかカフェのような雰囲気だ。L字型のハイカウンターに12席程と、4人掛けのテーブル3つがゆったりと配置されている。奥は、普天間のまるよしのような低い座敷になっているけど、開店祝いの花が飾られていて当面は使わないようだ。
メニューは旨口と濃口があるけど魚介系のラーメンが1種類で、基本のラーメン680円、特製ラーメン(半煮玉子+半焼海苔付き)780円、チャーシュー麺880円、に、トッピングの煮玉子120円、焼海苔120円。それとごはんものとして、釜炊きご飯 (中)150円、 (小)100円、チャーシューご飯(中)350円、(小)250円とシンプルだ。最近開店するラーメン屋は値段が高めだけど、ここも例外ではないようだけど、メニュー表には、スープや麺、具材についてのこだわりが、ぎっしりと書かれている。さて、最初だし旨口の特製ラーメンを注文してみることに。
これが、特製ラーメン780円。チャーシューが1枚に、煮卵が半分とチンゲンサイとネギとシンプル。別皿に海苔が入って出てきた。まずは、スープを。旨味たっぷりで、あっさりとした中に深みのある味わい深いすっきりとしたものだ。麺は、与那覇食品のカン水の比率を抑えたものらしいけど、とてもなめらかでシコシコした食感もあり優しい風味。
海苔は、酸処理をされてない昔ながらの製法で作られたもので、スープに入れるとふわりと溶けるのだけど、それもまたスープに深みを出してくれていい感じだ。チャーシューは、トロトロのタイプではなくて、適度な歯応えがある。やや匂いがあるけど、肉の味わいはいい。煮卵も普通に美味いと思う。
途中で追加オーダーしたチャーシューご飯の小は250円。刻んだチャーシューがたっぷりと載っている。ただ味付けはタレも含めて控えめ。ちょっと物足りない感じだけど、スープをかけておじや風に食べてもなかなかいける。次回は、濃口を試してみようと思う。どっしりと力強いスープらしいけど、このしっかりとした出汁と麺なら充分すっきり感のある味なんだろうなと思う。ともかく開店したばかりだし、地産地消をテーマにしているあたりも好感が持てるし、これからが楽しみな店だ。
島ラーメン 正志や(まさしや)
住所:那覇市首里当蔵町1-10-1-102
電話: 098-885-6354
営業:11:30-15:00 当面は昼のみの営業
定休:水曜日
※10/3(金)のみ臨時休業
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このタイプ店って薀蓄と実力が伴っていないと思う。
しかし、沖縄の所得に合わない強気のラーメン店が増えているな。
値段は高めだと思うけど、例えばスパゲッティーなんかと比べるとそうでもないような気もするんですね。大衆食としてのラーメンとそれを越えようとするラーメンがあってもいいと思ってます。