



思ったよりこぢんまりとした製麺室は、右が沖縄そばで、左が中華麺のラインになっている。一番奥に見えるのが、ミキサーで、真ん中に見える巨大なバームクーヘンみたいなのが練り上げた生地を帯状にした麺帯。中華麺のミキサーには生地の空気を抜いてコシをより強くする真空ミキサーが採用されている。

熟成された麺帯は、圧延機にセットされ、圧延ローラーを5回通り薄く延ばされ、最後に縮れを付けながら切刃で所定の番手にカットされて出てくる。出てきた麺は、即席ラーメンを開いた時のようにも見える。それをすばやく手ですくって次々と1玉づつトレイに並べていくと完成。ちなみに写真のものは22番手とやや細めの麺。



沖縄そばの製麺行程ではカットされた麺は取り分けず、そのままカゴに入っていくんだなと思っていたら、そか沖縄そばは茹でてから、風乾して油をまぶず行程があるので分ける必要はないんだね。お店の要望によってはこの生のままでも納品したりするそうだ。この生麺も美味そうだし、使ってみたい気がするなぁ。

さて、見学のあとは1階の部屋でいよいよ手打ちラーメン作り。(詳しい写真がないのは作りながら写真が撮れないからね。)すでに材料が人数分用意されている。カップに入っているのは、水とかん水と塩。これに卵を割り入れてよく混ぜる。小麦粉にこの仕込み水の半分を全体に行き渡るように廻しかけながらしばらく、おから状になるまでかき回す。残りの水も2回に分けて少しづつ加えながら作業をつづける。コツは、左手に持った仕込み水を出来るだけ少量づつ粉に垂らしながら右手の5本の指先で手早く粉を底から掻き上げるように混ぜ合わせることだけど、これが意外と難しい。
出来上がった生地は体重をかけて両手の甲でよく練りこんだあと団子状にまとめる。言葉で書くと簡単そうだけど、生地はかなり固くかなりの重労働だ。小麦粉は準強力粉で、かんすいのアルカリが粉のグルテンを締めて強いコシを生むのでここで手を抜くわけにはいかない。本来はこのあと冷蔵庫で2時間程熟成するのだけど、今回は時間がないので手打ちの行程へ。打ち粉(コーンスターチ)を振り、縦横にめん棒で押しつけて長方形に延ばしていく。これまたかなり力の入る作業で、とても弾力が強いのでなかなか延びてくれない。ポイントは均等な厚さに薄く延ばすことだ。
最後は、麺帯がくっつかないように打ち粉を振りながら四つ折りまたは三つ折りにして当て板を移動しながら均一に切り込んでいく。これも慣れないとなかなか難しい。細く切ったつもりがかなり太目になってしまった。細いかなと思うくらいが出来上がった時にちょうどいいようだ。切り終えた麺を手でぎゅっと握れば縮れ麺。与那覇社長も実演してくれたのだけど、さすがに均一で綺麗だなぁ。団子状にした生地の半分を持って帰ってきたのであとでパスタマシンを使って麺にしてみようと思う。

さて、この麺を使っての我流家でのレポートは、次回に。お楽しみに!
(株)与那覇食品
住所:中頭郡西原町字上原299番地
電話:098-946-7267
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手打ちラーメンを打つ機会はまたあるはずなのでその時はぜひ。mixiされているならコミュに入っておくと情報早いですよ。
沖縄そばは、割りと簡単に打てますよ。かん水とかいらないし。ただ木灰にするなら、作るかどっかで分けてもらう必要はありますが。ラーメンよりは打ちやすいかなと思います。
mixiはよくわからないのでやっていません。というかどうやるのかもわかってなかったりして。
前述のそばミックスは昨日無事ゲットしました。これでとりあえず沖縄そばはうてるかな?そうですね、袋の裏面の説明書きを見る限り粉以外は必要なものは卵と水とサラダ油くらいみたいです。木灰いいですねえ。あごらぴあとかで打診できるかな?