電話:098-968-6613
住所:国頭郡宜野座村宜野座663-49
営業:ラーメンは土・日のみ11:30-20:00(平日は夜のみ居酒屋)
定休:_
おしんは、宜野座村の役場を越えて少し北に走った道沿いにある居酒屋。去年のことだけど、ここで山形ラーメンが食べられるって話があって、近くに行った時に何度か店の前を通ったのだけど開いているのを見たことがなく、店頭の電話番号でいつ開いているのか尋ねたことがあった。夜だけの営業とのことだったけど、今はラーメンはやってないと言う返事で残念に思ったものだった。ところが最近、土・日だけラーメンを再開したって情報が入ってきた。うーん、土・日だけだと仕事のついでにって訳にもいかない。でも、余り期待できない気もするしなぁとか思いながら、なかなか機会がなかったのだけど、好奇心は抑えられず、行ってみることに。中休みとかになったら洒落にならないしで、行きはうちの近くの北中インターから高速で。30分程で宜野座へ着くから便利ではある。
おーっ、よかったぁ、営業中だ。おしんらーめんの看板もラーメンの暖簾も初めてみたぞ。隣りの駐車場にクルマを停めて早速店内へ。
4人用座卓が3つに、4、5人が座れそうなカウンターがある。先客が1組で、ご主人と女将さんらしき方がテレビでマラソン中継を見ているところ。メニューは、おしんラーメン600円、特製味噌ラーメン800円。餃子350円に、マーサンつけ麺550円とチャーハンがある。つけ麺にも惹かれたのだけど、まずはスタンダードなものと思われる、おしんラーメンに。餃子もと思ったのだけど、昨日で売り切れてしまって、今日は仕込む時間がなかったらしく残念。
ほどなくして出てきたこれが、おしんラーメン500円。澄んだスープからやや細めの平麺が覗いている。厚目のチャーシューに鳴門、メンマとシンプルな醤油のようだ。まずは、スープ。甘みがあってまろやかですっきりとした郷愁を誘う味。山形から直送のやや細めながら厚みと縮れの強い平麺は、啜る時のプルプルっとした感触と噛んだ時のシコシコモチモチ感した歯触りがとてもよく美味い。喜多方ラーメンの麺の幅をやや細くして、厚みを増やしたような感じで、沖縄そばとも共通するところがある。
厚目のチャーシューは、しっとりと味が染みていて、食べごたえもあり味わい深い。板海苔じゃなくて、粉上の青海苔がスープに入っていて、食べ進んでいくとこれが味に変化と奥行きを与えてくれるようだ。麺のボリュームも結構あるんだけど、するするっと胃の中へ収まってしまった。
ご主人は、山形出身で、永らく横浜で居酒屋をやっていたのだけど、3年程前に宜野座出身の奥さんと共にここでお店を始めたとのこと。1年程ラーメンをやっていたのだけど、その後1年半くらい休止していたんだそうだ。やんばるの豚と魚介でスープを作っていて、今日の出来は?と聞いたら、ちょっと納得のいかないところもあると笑うけど、なかなかすっきりといい味。本当は、魚のカマとかを使って出汁をとりたかったそうだけど、安定して手に入らないから断念したらしい。あっさり醤油味にちぢれ麺と言うのが米沢ラーメンの特徴だけど、喜多方とは山を越えての交流が昔からあり、米沢の麺が喜多方に伝わったんだそうだ。今は喜多方の方が有名になっちゃったと大将は笑うけど、米沢も有名だよね。麺は違うけど、東京ラーメンや大阪の中華そばと共通する懐かしいさっぱりとした醤油味。わざわざ宜野座まで来るのはどうかなぁと思っていたけど、その価値は充分にあったかな。次回は、土曜にして味噌かつけ麺に餃子も逃さないようにしよう。
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