入口のディスプレイだけ見ると、花屋かカフェみたいだね。入口を入ると店内は思ったより広い。奥には座敷もある。私は手前のカウンターに座ったのだけど、椅子がオレンジや黄色で60年代風のとてもポップでキュートな感じ。実は内装はオーナーの手作りらしいし、この椅子も手作りなんだそうだ。このカウンター廻りもカフェって雰囲気。
メニューは、そばは1種類だけという潔さ。サイドメニューとして、いなり、おからいなり、ジューシーと極めてシンプル。と言うわけで、もちろん沖縄そばを注文。それと、おからいなりがおもしろそうなのでこれも注文してみる。そばは500円。おからいなりも、いなりも1ケ50円。ちなみにジューシーは100円。
でてきたそばは、見るからに手打ち麺でとてもシンプル。出汁はとても澄んでいる。三枚肉とかまぼこ。それに生の生姜は嬉しい。まずは汁を飲んでみる。香り立つと言う感じではなく味はやや塩がたっている気はするけど上品な味。麺は、ツルツルでちょっと柔らかめだけど弾力とコシがあってなかなかいい感じ。三枚肉も適度な食感が残っていて脂もよく抜かれていて美味。汁を邪魔しない味付けもいいと思う。個人的にはもちっと塩気が少ない方がいいかな。その分もちっとコクは欲しいかも。
おからいなりは、思っていたのとは大夫と違っていた。甘酸っぱいいなりの中には、ペースト状になったおからがいっぱい詰まっていてこれがなかなか美味い。おからのサラダなのかな。私はおからはどっちかと言うとパサパサしていて、あれば食べるけど好きと言う訳ではないけど、こういう工夫されたものならいけるなぁ。いなりというよりデザートに近い感じでもある。これを頬張りながらやや塩気の強い出汁を飲むと、また違った味が楽しめたりする。
それと、そばの付け合わせについてきたもずく酢だけど、これはよく定食とかについてくるモズク酢とは一線を画するものだな。酢の酸味は抑えられている反面、出汁がよくきいていてすごく美味い。一口で食ってしまうのはもったいないくらいだ。
まだ出来て日の浅い店なので、まだまだこれからだとは思うのだけど、とても楽しみな店の一つでもあると思う。そのうちにきっとソーキそばとかも出てくるのかもしれないし、そばの味も変わっていくんだろうな。もちろんいい方向にね。
ちなみに、てぃしらじとは、この町の旧地名で漢字では汀志良次と書くらしい。現在では、省略されて汀良町。大学時代とその後数年はこのちょっと下の儀保に私は住んでいたんだよな。
てぃしらじそば
住所:那覇市首里汀良町1-1 電話:090-7989-0257
営業:11:30-15:00(もしくは売りきれ次第終了)定休:月
てぃしらじそばオーナーのブログ
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