暖簾をくぐると8席程のカウンターとテーブルに奥にちょっとした座敷のあるこぢんまりとした店。カウンターは既に半分以上埋まっていた。壁には鮨のメニューの他に今日のおすすめがたくさん貼られているし、カウンターの中央には新鮮そうで大きな帆立貝やニジマス、鮎なども置かれているね。
まずはビールを注文。すぐに突き出しがでてきた。ちょっとねっとりとしていて不思議な味。なんだろうと思ってたずねたら湯葉なんだそうだ。和えてあるソースもいい味だし、柔らかい豆腐みたいな食感もあってとても美味い。
そうこうしているうちに残った私の両側の席もお客さんで埋まってしまいカウンターは満席だ。隣に座った方は近くの方だけど基地の中で電気関係の仕事をされてる方で、もう片方の方は、宜野湾だけど志真志からわざわざ来られたんだそうだ。知らない同士でもすぐに打ち解けることができるのもこの店のいいところだね。後で分かったことだけど奥に座っている方達は親父の知り合いだった。
仔羊の塩焼きが目に付いたのでまず注文してみたら、残念ながら今日はおしまいだったので骨つき牛カルビに赤貝の刺身を。カルビはしっとりと柔らかく味付けもよく美味い。骨までしゃぶってしまう。赤貝はちょっと塩気があったけど、食感がいいね。カルビは400円に赤貝が600円だったかな。
ビールの後は、久し振りに日本酒に。まずは鳴門鯛。初めてのむ清酒だ。ちょっとねっとりとしていて甘味のある飲み口。2杯目は男山。これは辛口のすっきりとしたもの。3杯目は、名前は忘れたけどメニューにはない大将のおすすめの一番の辛口で、これが私の一番のお気に入りだった。清酒は1合600円位からで種類もいろいろあって楽しい。
カウンターの氷の上の大きなホタテ貝が気になっていたのでついに注文してみた。1000円。刺身かバター焼きと書いてあったけど大将は刺身がおすすめだってことなのでそちらをチョイス。ほどなくしてでてきたのがこれだけど、こんな立派なものは初めてかも。食感もいいし、ほのかな甘味もありとても美味い。肝の部分にも苦みがなくて爽やかだ。ホタテの肝は初めてだな。紐もコリコリとした食感だし、普通はオレンジ色している部分が黄白色で食感もしっとりとしてクリーミィな感じだった。調べてみたらここは生殖巣なんだそうだ。雄(精巣)は黄白色をしていて雌(卵巣)はオレンジ色とのことだ。と言うことはこれは雄なんだ。普通スーパーとかで売っているのは雌ってことなんだな。道理で食感が違う訳だ。生まれた頃はすべて雄だけど、2年位たつとその半分が性転換し、雌になるのだそうだ。知らなかったなぁ。
右の写真は、食べた訳ではなくて、隣のお客さんが注文したさざえの壷焼き。こうして見ると美味そうだなぁ。食べれば良かったな。
また今度、ゆっくりと食べに来ようっと。
鮨・地酒の店 割烹まさよし
住所:宜野湾市野嵩2-19-19
電話:098-893-4360
営業:17:00-24:00
定休:日
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