
謝名亭は、読谷むら咲むらに隣接している琉球王国時代の首里城下にあった当時大臣にあたる三司官「謝名親方」の邸宅を再現したそば屋。夜は、予約制で琉球舞踊と琉球料理を味わうこともでき、沖縄サミットでも利用された所だそうだ。読谷のブランド豚でもある紅豚そばを出しているのは以前から知っていたのだけど、ようやく食べることができそうだ。


店内と言うか屋敷内はとても広いくたくさんの座敷があり、開け放たれた縁側からいい風がやってくる。突然のカタブイで、外の緑もより鮮かで気持ちがいい。しかし真夏とかは暑いだろうし、冬は寒いかもしれないなぁ。メニューは、限定50食のソーキ、三枚肉、テビチののった看板メニューの謝名亭そば780円や読谷らしい紅いも麺そば700円などもあるけど、やっぱり読谷紅豚そばだ。限定15食なのでちょっと心配したけど、大丈夫とのことでホッとする。

しばらくして出てきた読谷紅豚そば980円がこれ。読谷のヤチムン(焼物)に入っている。値段はちょっと高めだけど、分厚い紅豚の三枚肉がどーんと載っている。説明によると出汁は、化学調味料に頼らず天然素材をふんだんに使い、素材の旨味を残すように塩分を程よく配合しているとのことだったけど、思いのほかしっかりとした味だと思う。濃い味が好みの方は注文時に言えばいいらしいけど、その必要はなさそうに思う。大根の甘酢漬けと生姜が添えられて出てくる。生の生姜は好きなのでとりあえずちょこっと載せてみることに。

麺は、亀濱製麺のもののようだ。いつもみるのより心持ち細めなような気もしたのだけど、あとで確かめたらやっぱり亀濱のもの。割とすきな麺なんだけど、読谷のここでも使ってるのはちょっと意外かな。さて紅豚だけど、分厚く柔らかいけどしっかりとした食感。脂もよく抜けていてあっさりとした味付け。しかし紅豚の旨味がちょっと弱い感じがするなぁ。紅豚は何度も食べていてその美味さは知っているつもりだけど、期待が大きすぎたのかちょっと予想と違う気がする。それでも美味いんだけどね。

食べていると出汁にちょっと酸味があるなと思ったら、生姜のせいだった。生の生姜じゃなくて酢に漬け込んであるため。それはそれで美味いし、テーブルに用意されている細かな鰹節も加えてみるとさらに変化があっていい感じになる。結局するるっと胃の中へ。今度来たら、謝名亭そばか紅いも麺そばにしてみよう。
琉球武家屋敷 謝名亭(じゃなてい)
住所:中頭郡読谷村字高志保1020-1(体験王国むら咲むら隣接)
電話:098-958-1111
営業:11:00-15:00(売れきれ次第終了)
定休日 年中無休


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