とこんな事を言うと、この店をよく知ってるように思われるかも知れないけど実は、ここに越してから10年以上経つのに今日が初めてなのだ。たまにこの店の横を通ることがあるんだけど、夜の事が多く既に閉っている。今日は自転車でちょっと遅めのランチに14時過ぎにやってきた。入口に「おかずあります」の札がなんだか嬉しいような不思議な感じでもある。
店内は、意外と広くゆったりとしていて、テーブルは2人用が1つに4人用のが3つに座敷には、8人〜10人位座れる座卓が2つある。古時計の左右には薄い板に書かれたメニューの札があるんだけど、値上げたようで修正されたのがちょっと目立つ。奥の座敷のメニューはよく見ると段ボールに書かれている。こう言うセンスは私は結構好きだな。店内のあちこちには、日に焼けた新聞の記事などが貼ってあってこの店の歴史を感じさせてくれる。普通の食堂だと壁のメニューの札だけなんだけど、ここは写真付きのメニューブックがあるのは珍しいし親切だ。おかずの内容がなんだってのも悩まなくても一目瞭然だ。おかずは、玉子焼きと野菜炒めのことらしい。それの気持ち豆腐が多めのが豆腐チャンプルーとかって書いてある。たまごそばなるものもあって、写真を見ると全面に玉子がのっかっていておもしろい。さてさてどのメニューにしようかとしばし悩んだ末に、今日は食堂にしてはちょっと高めの600円だけど、ナーベーラーの味噌炒めに、決定。
これがナーベーラー、へちまの味噌炒め。味は思った程、濃くはなくてちょうどいい感じだ。ナーベーラーと豚肉、島豆腐にニラの組み合わせ。とろぉっとしたナーベーラーは食感がなんとも言えず良い。島豆腐にも味がよく染みてるし、豚肉の食感とのコントラストもいいね。ご飯、ナーベーラー、豆腐、豚肉、ご飯、ナーベーラー、豆腐・・の幸せなサイクルが止まらないぞ。
食べ終わってしまうのが、なんだか惜しいような気がするくらいだ。汁も美味いのでスプーンが欲しいところだったけど、わざわざ言うのもなんだったので、皿を傾けながら飲み干してしまった私だ。さて、次回は、やっぱり「おかず」を注文してみよう。
あ、書くのを忘れるとこだったけど、この食堂にはこんなにステキなブログがあったりするのだ。実は、これを見なければここには来なかったかもしれない。残念ながら今回はこの主の方はいなかったように思うのだけど、この店に単なる老舗の古めかしさだけでなくて、新しい風と光を送っているんじゃないだろうか。
三角食堂
住所:沖縄県宜野湾市普天間2-41-1
電話:098-892-8385
営業:11:20-18:00(食材がなくなり次第閉店すること有り)
定休:日
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3のつく日は、三角のかぶり物をしてお店に立つと話題になりますよ〜(^^