
海が見えるそば家は、名前の通り嘉手納の水釜の海が目の前にあるそば屋。随分と前に一度来た切りだったのだけど、読谷に用事があった帰りに寄ってみた。ここは、昔はフレンチレストランだったところでもある。そのままの内外装なのでとてもオシャレな感じだ。フランスと言うよりサンタフェのような雰囲気でもある。


天気がいいので海の色も空の色も大きな窓から綺麗に見える。店内には低めの音量でジャズが流れているのも気持ちが落ち着く。店内には、4人用のテーブルが1つに、2人用が3つに、2人用のが3つくっついて6人用になっているものの他、奥の部屋にも2人用が3つに4人用のが1つあり、広々としていて明るい。メニューは、赤肉か三枚肉が選べる沖縄そば、軟骨ソーキ、本ソーキそばの他に、自然卵のたまごそばと千切りこんぶそば何ていうちょっと変わったのもある。赤肉と三枚肉とこだわったりしているので三枚肉にしようかとも思ったけど、今日は、本ソーキの大650円にしてみることに。ちなみに大盛りは700円で小は450円。私はソーキなら絶対本ソーキだと思っていたりするのだ。

これがソーキの大650円。大ぶりのソーキが2つ、どーんと載っている。あとはかまぼことネギといたってシンプル。前に食べた時のことは憶えてなかったのだけど、スープを一口飲んでみると、おおっ、これは美味い。こんなに美味かったけな。何で憶えてなかったんだろう?あっさりとして、まろやかだけどとてもしっかりとした出汁が出ていて、ロットリングの0.1mmで円を描いたようなくっきりとした輪郭のある味だ。麺は硬めでとお願いしたので、亀濱の麺かと間違いそうになったけど、西崎製麺のものだ。あとで店主の小橋川さんに聞いたら、オープン時には中部までは配達できないと言われて、一度は諦めて亀濱のにしようかとも思ったそうだけど、やっぱりこだわりたくて再度お願いして無理を聞いてもらってこの麺にしたんだそうだ。美味いこのスープも豚に鶏をベースに鰹節と昆布で調整して作っているそうだ。

昆布は大事だよねぇとのこと。だからあっさりとしながらも深い味わいがあるんだろうな。ソーキもよく煮込まれていて、脂抜きもよくてふわっとした感じ。肉の味わいはそのままにとても柔らかく美味い。途中まで食べてから一緒に出された生姜を入れてみる。液体に浸かっているので酢漬けかなとちょっと心配したら、どうやら水に晒してあるだけみたいで、これがまた美味い。香りもいいけど、スープの味はそのままで鮮烈な辛味だけが加わりいい感じになる。最初からコーレーグースとか入れる人も多いけど、ぜひ最初はそのままで、あとからこの生姜を加えることをお勧めするな。

と言うわけでかなり満足したぞ。時間があれば、ぜんざいかコーヒーでも飲みながら、しばらく本でも読みながら時々海を眺めてゆっくりとするのもいいだろうな。夕方なら天気がよければ夕陽も綺麗に見えるし、夕暮れそばもいいかもだな。三枚肉も、たまごそばも、細切りこんぶそばも気になるし、またやってこよう。
帰ってから、もらった名刺の裏を見てびっくり。
オーナーはギターとボーカルもやってるのかぁ(^^
海が見えるそば家住所:〒904-0204 沖縄県中頭郡嘉手納町水釜6-25-13
電話:098-956-0940
営業:11:00-18:00
定休:月


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最初に読谷のとあるお宅の庭でライブを聞いたのだけど、その時に初めて童神を聞きました。その時は何の歌なのか歌詞も分からなかったのだけど、情感溢れる歌で思わず涙がこぼれたのを憶えてます。