Gold Milky(ゴールドミルキー)は、昨年(2007年)に安里の三叉路近のサンエーの向かいに出来たばかりのおっぱ乳業のジェラートと紅豚を使ったラーメンとカレーライスと言うユニークな店だ。しかし考えたらラーメンにカレーとアイスってのはある意味最強のトリオと言えるかもしれないねぇ。
あれ?シーサー亭はあるけど、Gold Milkyはどこにあるんだって思ったら、なんと隣りあってるじゃないか。さすがにドハデなシーサー亭の隣りでは影が薄い感じ。そもそもごちゃごちゃとメニューやらこだわりが書いてあるのはともかく店名が全く目立たないんだよね。見た目は昔からあるようなパーラーのようだ。ちなみにシーサー亭は12/18オープンなのでGold Milkyの方が1カ月程先に開店したそうだ。
店内は、カウンター7席だけのこぢんまりとした店で、ご夫婦で切盛りされているようだ。メニューは、おっぱ乳業のジェラートやシャーベットに、あっさりラーメンとチャーシューめんに辛口カレーとシンプル。
チャーシューは900円と高めだし、初めてなのであっさりラーメン600円にしてみることに。100円増しにすると小さな炒飯か、アイスを追加することもできるようだ。
さて、これが紅豚の出汁とチャーシューの載ったあっさり拉麺600円。スープは、クリアであっさりとした味でかなり甘味が強い。紅豚の出汁の甘味なのかクドさは全くないのだけど、広がりすぎる位なので塩味みたいなもので拡散を止めて欲しいなぁと思う位。麺は中細のシコシコした手揉み風の縮れ麺で中部の製麺所で作っているそうだ。このスープにはあっていると思うけど、コシももっちり感ももう少し欲しい。県内にもラーメン屋が随分と増えてきたのでラーメンの麺を作る製麺所もこれから増えていくだろうなと思う。いい麺ができるようになること気期待したいね。
具は、紅豚チャーシューに、水菜、ワカメ、茹卵にネギと海苔。チャーシューはサクッとしていて柔らかく美味いのだけど脂身のないロースの部分なのでちょっと残念だった。紅豚は脂身のところが特に美味いんだよね。後で、大将と話していたら、今日は脂のある部分が売れてしまっていて申し訳なかったとのこと。ってことは次回は脂身のあるところが食せそうだな。
紅豚は、ランドレース種、 大ヨークシャー種、デュロック種の特徴を備えた三元交配種豚を、独自の餌と飼育法で育てたブランド豚で、県外に主に移出しているとても美味い豚。最近では生のものがリウボウでも売られていたりする。この肉でしゃぶしゃぶをしてもアクが全くでないで旨味だけがでるのでびっくりする。これで出汁をとればそりゃ、美味いはずだよね。隣りにいたおばあさんが、辛口カレーを食べていたのだけど、見た目は懐かしさを感じるような感じ。辛口でもそれほど辛い訳ではなさそうだし、紅豚の出汁がきいてて美味そうだ。
大将は、30年程前に北海道釧路から、ウチナンチューの奥さんに引っ張られて引っ越して来た方。ホテルの和食の料理をされていた経験がこのラーメンに活かされているんだと思う。最近のラーメンがこってり系ばかりなので、あっさりなラーメンを作り出したそうだ。ここのメインのお客さんは、家族連れや、年配の方なので、こう言うあっさりな味は特に好まれていると思う。なんと言っても1日限定30杯程度なんだしね。子供向けにディズニーのDVDなんかも用意されていたりする。あっさりラーメン600円からいきなり900円のチャーシューに飛ぶのは、抵抗あるから、1枚いくらとか、ともかく800円位にした方がいいんじゃないでしょうかって言ったら、なるほどその方がいいかもと、仰っていたので改善されるかもしれない。それにチャーシュー使いすぎて無くなるのも防げるって(笑 営業時間からして飲んだあとの1杯とはいかないけど、ここのラーメンは、飲む前の1杯の方が相応しいと思う。
※閉店したようです。(2008/11/10現在)
Gold Milky(ゴールドミルキー)
住所:那覇市安里2-4-15
電話:_
営業:11:30-20:00
定休:月
2008年01月12日
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