2008年02月16日

日本蕎麦工房 せい家

zaru10wari_seiya.jpg沖縄では、美味い日本蕎麦を出す店が少ない。と言うより蕎麦屋そのものが少ない。嘉手納ロータリー近くに日本蕎麦屋があるのは去年に聞いていたのだけど、どうしても通過してしまうことが多いのだけど、やっと読谷への道すがら寄ることができた。

baisenki_seiya.jpgロータリー周辺は、再開発中で、一歩裏に入ると街並みがかなり変化しているようだ。場所はすぐ分かったのだけど、店の駐車場はないらしいので、近くのサンエーと琉銀の間の町営駐車場に停めて少し歩いて行く。漆喰シーサーや植物が店頭にいっぱいレイアウトされカフェのような雰囲気だ。それに自家焙煎機がちょうど稼働中でいい香りが漂っている。

in_seiya.jpg menu_seiya.jpg

menu2_seiya.jpg店内も蕎麦屋と言うよりカフェのような雰囲気で、アンティークっぽいオーディオからは、静かにジャズが流れている。4人用のテーブルが2つに2人用が1つ、そして奥に4人用座卓が2つある座敷がある。テーブルの隣りにはガラス貼の製麺室。聞けば去年の4月にオープンしたのだそうだ。コザ中の町のきく石と同じく移住して来られた方なのかな?メニューは、大きく分けると8割そばと10割そばの、冷たいのと温かい物。十割蕎麦は八割のより300円高い設定。山菜系はあるけど、天ぷらはないのね。他には、さばがきはもちろんだけど、そばシフォンケーキや、そばがきぜんざいなんてのもあってカフェらしい感じ。
初めての店だし、まず八割からかなとも思ったのだけど、そう来る機会も多くなさそうなので十割のざるを試してみることに。普通盛りで950円。大盛りだと300円増しと、いい値段ではある。とりあえず普通盛りで。

zaru10wari_z_seiya.jpg

これが十割そば950円。十割そばとは、小麦粉のつなぎを使わない蕎麦粉100%と言うことだ。蕎麦粉は福島県会津からの直接仕入れで、そばの実の一番芯にある真っ白い粉だけをとりだした更科粉を使用らしい。だから普通の蕎麦より白っぽい見栄えをしている。香りは、よく冷されているからか、時期的なものかもしれないけど、それほど感じられない。

つゆに浸けて食べてみる。ツルツル、シコシコでとてもなめらかで美味い。やや細めに切られているのも喉越しのよさを助けているのかな。九州のとある店で十割蕎麦を食べた時はもっと、ざらっとしていて、ぼそぼそした食感だったのだけど、ここのは美味いと思う。sobayu_seiya.jpgツユもやや濃い目で蕎麦をつけるにはちょうどいい味だ。で、あっと言うまに胃の中に消えてしまった。ちょうどいい頃合いに、奥さん(この店は、ご夫婦で切盛りされているようだ)がそば湯を持ってきてくれた。あったかな蕎麦湯をつゆに混ぜて飲むのも楽しいし美味い。

蕎麦には他の穀類より良質なたんぱく質が含まれているだけでなく、ルチンやビタミンB1、B2などが多く含まれ動脈硬化の予防なんかにもいいのだけど、成分が水溶性なのでゆでると溶けだしてしまう。そば湯を飲むのは、美味しさだけじゃなくて、体にもとてもいいって訳だ。

coffee_seiya.jpgさてとても美味いとは思うのだけど、お腹の方は五割位の満足感なのはちと残念。二割の蕎麦粉の比率でどうしてこんなに値段の差が出るんだろうなぁ。コストパフォーマンス的には八割そばの大盛りでも同じ値段なので、次回は八割を試してみようと思う。最近、自家焙煎を始めたとのことで、試飲を兼ねてとコーヒーをサービスしていただいた。苦味の少ないまろやかで、爽やかな感じのコーヒーだ。器もステキだね。

fasard_seiya.jpg日本蕎麦工房 せい家
住所:嘉手納町嘉手納296-4
営業:11:00-蕎麦がなくなりしだい終了(19:00頃まで?)
電話:098-957-3139
定休:月


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posted by rio at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 嘉手納町 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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