


さて店に入ってみると、あれ?開いてないのか?と思う。1階の部分には、椅子がテーブルに載せられていて電気も点いてない。店の奥を見ると2階への階段らしきところにOPENの札がある。どうやら営業は2階らしいと思い、階段を昇っていく。昇りきった右にも部屋があるんだけど、賑やかな声は向かいの部屋から聞こえてくるので、そちらに足を踏み入れた。

千と千尋の世界のように豚が食事をしていても私は驚かなかったかもしれないと思わせるくらい、ちょっと異質な雰囲気を一瞬感じた。もっともそこには、アメリカ人の家族やグループ、中国の留学生とも見える若者の集団。聞こえるのは英語ばかり。映画で見たニューヨークの下町のチャイニーズレストランのような感じもある。中華料理にしては珍しいオープンキッチン。ひとつ空いていた奥の窓際のテーブルに案内された。日曜の14時を廻った時間だけど、お客さんでいっぱいだ。

メニューは、かなり多彩だ。麺も焼きそばも含めていろいろあるし、西原の中華楼飯店と同じくRとLサイズがある。五目ラーメンが700円とやや高めな設定かとも思うけど、私の定番でもあるのでそれを注文してみた。廻りにある家具に値札が付いていたりする。あとで名刺を見たら、Mary's Shopとも併記してあり、レストアした中国家具の販売もしているようだ。

これが五目ラーメンのRで700円。見た目よりスープは、あっさりとしていて甘味のある醤油味。

麺はやや細めのストレートなもので、柔らかめだけど、なめらかな食感で悪くない。
具は、割と細かに刻まれているのと、照明が暗めなので何を食べているのかちょっと分かりづらいものもあるけど、豚、鶏、海老、キャベツ、ニンジン、キクラゲ、マッシュルーム、タマネギ、タケノコと言ったところか。
とろみは付けられていなくて油で炒めたもののようだ。具材の感じと油で炒めてあるのは、西原の中華楼飯店に似ているような感じもするけど、こちらの方がずっと油は少なめ。これくらいの方がいいなと思う。途中で、添えられて来た豆板醤を溶かし入れると、スープに辛味とコクがでて、さらに美味しくなる感じだ。

なかなか美味いと思うし、独特の雰囲気もいいのでまた今度来てみよう。Peter's Placeとメニューに書いてあるので何だろうと思っていたら、名刺に金立理(キンリツリー)ことPeter Kam,Let-Leyと書いてあるからオーナーの名前なんだろう。そう言えば中華楼飯店も英語で書いてあったのを思い出して、その記事の写真を見たら、そっちもPeter's Placeとあるじゃないか!姉妹店なんだろうか?今度聞いてみよう。

住所:沖縄市久保田3-9-8 21F
電話:098-930-0518(店頭には、090-8290-3887と表示)
営業:11:00-14:30 16:30-20:00(木-日)
定休:月-水(予約あればいつでも開けるようだ)
E-Mail:llkam@rapid-link.ne.jp
