2008年02月29日

大木海産物レストラン

machi_butter_up_ooki.jpgいわゆる海産物レストランと呼ばれる独特の店が沖縄には昔からあちこちにある。どちらかと言えば古い業態で、漁港の近くに多く、新たにできるものは少ないような気がする。この大木海産物レストランは漁港の近くではないけど、昔から味に定評のあった店の一つだ。

昔は小さな店だったのだけど、ある時にビルと言うかマンションを建ててその1階が新しい店舗になった。建て替え前には何度も利用したのだけど、新築後は前はよく通るものの、なぜか足が向かなくなって何年か経ってしまったのだけど、今日ようやく寄ることができた。海産物レストランは、ちょっと頭に浮ぶだけでも、南部なら奥武島や糸満のまぐろ基地、那覇なら、えんがん、翔丸、泡瀬のパヤオや恩納村の浜の家、島などたくさんあるのだけど、どこも決して安い訳でもなく味も特別抜きん出ていると言う訳でもない。読谷には、先日行った都屋漁港に読谷海産物レストランもある。そんな中で比較的多く利用したのがこの大木海産物レストランだったりする。レストランの隣りは鮮魚店になっていて、刺身や天ぷらを買うことができる。

in_l_ooki.jpg in_r_ooki.jpg

店内に入ってみると、以前とは比べようも無いほど立派で広くなっている。冷凍ショーケースのあるカウンターに、広い座敷、そして1枚板のテーブルなどが目を惹く。ただ普通の居酒屋風になっていて、私的には外の景色がよく見えた昔の店の方が雰囲気があってよかったかなとも思う。

menu_ooki.jpg

メニューも以前のような魚料理は健在のようだけど、食堂メニューや居酒屋メニューなど随分と増えている。そう言えば、以前この店で伊勢海老をぶつ切りしてバターで炒めた豪快でとても美味いものがあったのだけど、メニューからは姿を消していた。menu_today_ooki.jpg壁のメニューにも見当たらないのでなくなったのか、或いは入荷した時だけあるのかもしれない。もしこの店に来た時にそれがあれば、食べてみるといいかもしれない。伊勢海老のウニ焼きとかはよく他の店でもあるけど、それらとは一線を画する味わいだ。少なくとも私が食べた時は。この店でよく食べたのは、魚のバター焼きと刺身定食。魚類は時価の表示なので、今日の魚を聞いたらマチでバター焼きは1200円とのことなのでそれを注文。

machi_butter_z_ooki.jpg

これが魚のバター焼き1200円。魚はマチ。なかなかの迫力だ。油がジュージュー跳ねながら出てくる。バター焼きと言うより、揚げ焼きと言った方がいいかも。レモンの上のニンニクのみじん切りを油に混ぜて、上に載せてやると香りもよくなる。外はパリッとしていて、身もやや火が通りすぎかなとも思うけど、たっぷりの油をかけながら食べると美味い。魚料理としては、結構ジャンキーな食べ方だとは思う。魚の味を楽しみたいならマース煮や汁の方がお勧めかもしれないけど、これはこれで沖縄らしくたまに無性に食べたくなる味でもある。

magro_tako_somen_ooki.jpg

他にタコと春雨の酢の物、マグロの刺身、ソーメン汁、お新香がついてくる。ここの刺身定食は美味いと書いたけど、このマグロも新鮮で美味い。以前は魚の天ぷらまでついてたけど、今回のようなタコの酢の物の方がありがたいな。

昔の大木海産物の写真はこれ。刺身は値上がっているけど、バター焼きは今回の方が安いな。
昔のホームページの記事の海産物レストランの項目(中にはもうない店もあったりする)

fasard_ooki.jpg大木海産物レストラン/大木鮮魚店
住所:読谷村字大木427-2
電話:098-956-5692 090-6863-1308
営業:11:00-24:00
定休:_


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posted by rio at 18:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 読谷村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいお店ですね。
沖縄ガイド本にはない地元の人が行くお店ですね。

おいしそうです。
今回の旅行で訪ねてみたいと思います。
おいしい情報満載のブログ。ありがたいです。
Posted by やまとたける at 2009年03月28日 16:58
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