外は寒かったけど、店内は温かだ。カウンターの隅の花瓶には桜が活けてあるあると思ったけど、よく見たら梅の花だ。
さて、前菜は県産魚と筍のマリネ レフォール風味 水菜添え。レフォールは、ホースラディッシュのこと。モチモチした食感のマクブと下に敷かれている筍のシャキッとした食感の取り合せに甘酸っぱいソースがとてもいい。そもそもフレンチに筍をあわせるって発想がいい。初めてだったらちょっと意外だと思うかもしれないけど、何度もここで食べていると、さすが我妻シェフだなと妙に納得したりする。
きのこのクリームスープ。これは見ただけで私の好みだなぁと直感。キャンベルのマッシュルームスープを思い出したのだけど、間違いではない。ただ、それより数段美味い。いろんな茸の入ったスープは、とても濃厚でなめらか。添えられている舞茸の風味もすごくよくて、あと3杯位食べたい位。
魚料理は、旬魚のワイン蒸し 押し麦添え エシャロットとケッパーのソースで、今日はシチューマチ。柔らかく淡白な身と甘酸っぱいソースとの取り合せがいい。付け合わせのブロッコリー、蕪、ジャガイモ、茄子、ヤングコーン、ホウレンソウとの相性もとてもよく美味い。
肉料理は、アグー豚フィレ肉のソテーと豚バラ肉のトマト煮。カレーの香りが鼻と食欲をくすぐる。フィレ肉の方は、サクッとした食感で、バラの方は、脂も肉もとろぉり柔らかくスパイシーな味だ。こちらも付け合わせの野菜がいいなぁ。ゴボウ、サヤインゲン、島ニンジン、茄子にクレソン。
今日のデザートは、いつもよりワンランク上でディナークラスのものだ。ギネスの黒ビールのゼリーの上にコーヒープリンが載り、その上はキャラメルムース。これは何とも言えずシアワセに美味いぞ。控えめな甘さとほろ苦さにコーヒーの香りとキャラメルの風味が渾然一体になって五感をくすぐりまくるぞ。コーヒーにもよくあう。それとヨーグルトの酸味の強いシャーベットと季節のフルーツ。今日もシアワセなランチタイム。
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レストラン サン・ヴァンサン St.Vincent
住所:那覇市銘苅2丁目4-35
アーバンプラネットビル2F
電話:098-862-2240
営業:12:00-14:30(L.O 13:30)※火-金のみ 18:00-23:00(L.O 22:00) 定休:日・祝
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