

多分オーナーがガーデニングが好きなんだろうと思うけど、広い庭は手入れが行き届いていて、ちょうどフブキバナが綺麗に咲き乱れていた。メイフラワーとも言うんだけど、沖縄だと3月に咲く花。建物をぐるりと廻ると入口と言うか玄関に出る。

店内は3つの部屋に分かれているようだ。メインの広い部屋では、陶器やパンやクッキー野菜なども売っている。15時前だったけど満席状態に近く、最初奥の部屋に通されそうになったのだけど、隣りの海の見える部屋の窓側が空いていたのでそちらに座ることができた。テーブルはゆったりと配置されているので、とても広々と開放感もあり、プライベートな空間も確保されている。テーブルや椅子も使い古されたものや手作りらしいもので、ひとつとして同じのものはない感じながら、それぞれがキチンと調和を保っている。段ボールを使ったメニューやオブジェ、各テーブルにある小物など、そこかしこにオーナーのセンスの良さを感じる。私が昔お店のディスプレイをやっていた時も段ボールや古木をよく使ったのでなんだか懐かしい。

これがメニュー。普段はどうなのかは知らないのだけど、たべること展の間のメニューには、玉子、乳製品、動物性たんぱくのものは一切使用してないそうだ。メインのプレートは1500、1200、1000円で他にカレーやシチューなどもある。1000円の雑穀ハンバーグと10種類のスープにしてみようと思ったら売り切れで、代わりに大豆ミートの唐揚げとみそ汁とのこと。それもおもしろそうなのでそれを注文した。白米は売り切れなので玄米に。もっとも白米があっても玄米にしたけどね。


割とすぐに出てきたこれが、大豆ミートの唐揚げと野菜のプレートとみそ汁に玄米ごはん。小洒落てはいるけど量が可愛らしいものかと思っていたら、結構なボリュームなのでちょっと嬉しい驚き。みそ汁も具だくさんだ。まずは、大豆ミートの唐揚げをいただいてみる。あっ、言われないと鶏の唐揚げと思ってしまうかもしれない。

大根やニンジン、サツマイモがたっぷりな食べる味噌汁も、いい出汁だし味付けもよく懐かしい味がする。玄米ごはんもとても味わい深い。この手の店は量が少なめなことが多いのだけど、ここはしっかりといただけて満足。全体的に味付けはやや濃い目ではあるけど、これなら男性でもある程度満足できる量だと思う。


食後には紅茶かコーヒーを選べるのだけど、今日は紅茶にしてみた。薄い茶色のちょっと変わった砂糖と皮が薄く剥かれたレモンが添えられて来る。茶柱が立つとは言うけど、ここのレモンが紅茶の中で立ったのが楽しい。何か良いことがあるかな(笑 しっかりと紅茶の味がするので嬉しい。と言う訳でかなり気に入ってしまったぞ。この「たべること展」は3/16までなんだけど、最終日の夜はベジフードパーティが開かれるそうだ。要予約で2800円らしいけど、楽しく美味そうだなぁ。行けそうにないのだけど、イベントが終わったあとの料理も楽しみだ。

住所:沖縄市与儀1663
電話:098-933-8583
営業:12:00-22:00(日は17:00まで)
定休:月・火


