昨日は、昼から打ち合せがあるので、その前に新都心のフレンチレストラン・サン・ヴァンサンへ。予報通り雨が降り始め、途中から豪雨と雷だ。前が見えない程の雨で心配したのだけど、着いた時はやや小ぶりになり、なにより風がないのが助かった。こんな時には2年程前に買った風の抜けるカサがとても重宝だ。今日は風がなかったけど直径136cmもあるのに風に煽られないので濡れる心配がほとんどなくて雨の時も楽しい。
さて店内に入るとさすがにお客さんが誰もいないし、いつもは明るい店内も夜のような暗さでムーディな雰囲気。今日は、私の貸切かなと思っていたら、しばらくしたらグループのお客さんたちが来店。カウンターに綺麗な桜が活けてあり、聞いてみたらボタン桜と言う種類なんだそうだ。淡く綺麗な色。ソメイヨシノとかは花びらがはらはらと散るのだけど、これは花ごと落ちるらしい。ボタンも同じだからそう言う名前がついたんだろうね。
さて、今日の前菜は、ホタテ貝とパプリカのマリネ・オレンジ風味のマスカルポーネソース。サワークリームにオレンジソースが入っているそうだ。柔らかく甘味のあるホタテとこのソースがよくマッチしている。廻りに飾られた、重ねた赤と黄色のパプリカとオレンジとの取り合せもいい。
スープは、グリーンピースのポタージュ。 柔らかな緑にクコの実の赤とハート型に型どられた生クリームが彩りを添えている。とてもなめらかで優しい味。これならグリーンピースが嫌いな人でもいけるんじゃないかと思う。今まで食べたスープの中でもベストの中に入る一品。
魚料理は、シチューマチのソテー・トマト添え 島らっきょうソース。いつもながら魚の火の入れ具合が絶妙で、ローストされたトマトも甘く美味い。付け合わせのヤングコーン、ブロッコリー、茄子もいいけど、インゲンがとってもなめらかでプリプリした食感でいいな。
肉料理は、牛ロース肉のロースト 彩りペッパー風味。ブラック、ホワイト、ピンク、グリーンペッパーにジェニパーベリーがたっぷりとかけられていて、それが口の中でプチプチと弾ける度に、辛味はそれ程感じず、とてもいい香りが口の中に広がって楽しい。
肉はしっとりと柔らかいけど、私的にはもうちょっとレアっぽい方が好みかな。こちらの付け合わせのカリフラワー、ズッキーニ、ニンジン、エリンギも美味い。ソースはパンでぬぐって最後まで美味しくいただけるのも嬉しい。
デザートは、クリームブリュレ、チョコレートケーキにカシスのシャーベット。今週も嬉しいことにチョコケーキが入っているけど、いつ食べても絶品だ。なめらかで濃厚でひんやりとしていてシアワセな気分にさせてくれる。クリームブリュレもカリカリの表面とクリームの控えめな甘さと滑らか差がとてもいい。カシスは、目が醒めるような酸味があるのだけど、全体の中ではアクセントになっていていい。コーヒーも一層美味しく感じる。このデザートだと紅茶よりコーヒーの方がよくあうんじゃないかな。と言う訳でシアワセな気分のまま小ぶりになった雨の中を打ち合せに出かけることができた。
過去のサン・ヴァンサンの記事。
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レストラン サン・ヴァンサン St.Vincent住所:那覇市銘苅2丁目4-35
アーバンプラネットビル2F
電話:098-862-2240
営業:12:00-14:30（L.O 13:30）※火-金のみ 18:00-23:00（L.O 22:00） 定休:日・祝
2年前に買った風の抜けるカサがこれ。直径が136cmもあるので大雨でも平気だし、なんと言っても2重構造で風が抜けるで大風でもあおられないしカサの骨が曲がったりしないすぐれもの。
