カウンターの花瓶にはトルコ桔梗が活けられている。ワインクーラーの傍にオレンジ色のかわいいバラも。聞くとパリジェンヌと言う品種なんだそうだ。なんんとなくオレンジ色っぽい香りがする。
さて、前菜は、シチューマチのマリネ。薄切りにしたキュウリにロメインレタスとミョウガの風味と甘味と酸味のバランスがいいドレッシングが、シチューマチのねっとりとした食感とよくあっている。
スープは、グリーンピースのポタージュ。トッピングには、先週の前菜にも出たサーモンとホタテのムースだ。グリーンピースの自然な甘みが口いっぱいに広がってシアワセな気分にしてくれる。
魚料理は、シチューマチのソテー。前菜も同じ魚だけど、感じる味は全く別物のように料理されている。珍しいトキ色ヒラタケが添えられていて、火を入れると色が変わってしまうのが残念だけど、生で見と綺麗な濃いピンク色をしている。だからトキって名前がついているんだろうな。それを見せてもらいながらメモを取って、話をしていたので食べる前に写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。途中で撮ったのでシチューマチが1切れしか写ってないのだけど、本当は2枚が立体的に盛られていてとても豪華に見える。ナーベーラーとアサリのバターソースが、皮はパリパリ、身はジューシーなシチューマチと絡んですごく美味いぞ。付け合わせの茄子、紅じゃが、チンゲンサイにプチトマトもいい。
先週から登場したフォカッチャは、少し厚くなって食感もよくなっている。このバターソースをつけて食べても、オリーブオイルをつけても同じく美味い。
肉料理は、豚ほほ肉のラグー。ラグーは煮込み料理の総称のことで、以前のランチでも食べたことがあるけど、その時は大根が使われていたけど、今回はラタトゥイユが添えられていてソースはオレンジ風味。クレソンやインゲンの緑とのコントラストも美しい。私にはちょっと甘味が強いソースかなとも思うけど、サクッとフォークが通る柔らかなほほ肉との相性はとてもよく、残ったソースをパンで拭いながらほおばると旨味たっぷりだ。
ミントの葉と香りのいい桜粉が廻りに散らされたデザートも美しい。焼き菓子のガレットシャランティーズに、ヨーグルトソルベ。季節の果物は、レッドブローブにトンプソンに赤ワインで漬けた桑の実。この桑の実がおもしろい味で全体のアクセントになっている。もっと食べてみたいくらい。酸味がほどよいヨーグルトソルベとしっとりした食感のガレットとの相性もいい。
こうして毎週ランチを食べていても決して飽きさせてくれないところはさすがだなぁと思う。今日も美味しい料理、ごちそうさま。
過去のサン・ヴァンサンの記事。
チーズを楽しむ会┃ランチ1┃ランチ2┃ランチ3┃ランチ4┃ランチ5┃ランチ6┃ランチ7┃XMASランチ┃ランチ8┃ランチ9┃ランチ10┃ディナー┃ランチ11┃ランチ12┃ランチ13┃┃ランチ14┃ランチ15┃ランチ16┃ランチ17┃ランチ18┃ディナー2┃ランチ19┃ランチ20┃ランチ21┃ランチ22
レストラン サン・ヴァンサン St.Vincent
住所:那覇市銘苅2丁目4-35
アーバンプラネットビル2F
電話:098-862-2240
営業:12:00-14:30(L.O 13:30)※火-金のみ 18:00-23:00(L.O 22:00) 定休:日・祝
|