

ゲートを抜けると綺麗に整備されたキャンプ場が広がっている。協力金は、この施設や遊歩道の清掃・維持補修などに使われているそうだ。滝までは40分程かかるらしいけど距離的には1.3km程。ってことは結構アップダウンがありそうな気がする。

しばらくは、なだらかな坂やウッドデッキなどが続き、木洩れ日と木々を抜ける風の音鳥の鳴き声が爽やかだ。

しかし次第に急な階段が表れだし息が荒れてくる。廻りの景観を極力損なわないように作られているようだ。見上げると太陽に透かされた葉っぱの緑が鮮やか。新鮮な空気がちょっと汗ばんだ肌に心地いい。

中間地点に東屋があるので小休止。その後、階段を降りると突然に見晴らしがよい高さ17m、長さ50mの吊橋に出る。真下には比地川が悠然と流れていてちょっとした迫力がある。カリフラワーのように近森としたやんばるの山々が午後の遅い光に照らされて見飽きない風景だ。

さらに上流へ進むと、道は曲がりくねりながら、登ったり下ったりとなかなかハードな行程。お年寄りにはちょっと辛い道のりだと思う。途中には川辺に降りることができる場所もある。しだいに滝の音が響きだして最後の角を廻るとようやく比地大滝だ。この滝は本当内では最も水量が豊富だそうだ。高さは25.7mで高さ的には名護の轟の滝の方が少し高いけど、水量や滝壷の大きさはこちらの方が見事だ。廻りにはマイナスイオンがいっぱい!って感じで、ここまでやってきた甲斐があったなぁと実感。また同じ道を戻るかと思うとややしんどいのだけど、意外と帰りは充実感もあってか思ったより楽だった。時間をかけてゆっくり休みながら廻りのシダやヘゴ、花などを身ながら散策するのが一番だと思う。今度はここでキャンプとかもしたいものだ。
比地大滝
開門:09:00 最終入場:16:00 閉門:17:00
入場料:大人300円 子供200円
キャンプ料金:1張1泊2000円 問い合せ:0980-41-3636
沖縄の川の記事(昔のもの)┃轟の滝


