特別に美味いと言う訳では決してなかったのだけど、ホッとする味と大将の人柄にも挽かれたものだったと思う。

ここで私がよく食べていたのは、タンメンかチャーシュータンメン。麺は確かちょっと柔らかめなストレートな中くらいのものだったと思うけど、あっさりとした塩味で美味かった。とろみのあるチャンポンメンなんかも食べたなぁ。醤油味のチャーシュー麺も何度か食ったのだけど、厚みのあるジューシーなチャーシューがたっぷりで嬉しかった。もっとも時々火を通しすぎてパサパサな時もあったりはしたのだけど。当時600円と安いのも有難かったけど、700円に値上がった。それでも壱番亭の750円よりはコストパフォーマンスはいいなと思ったものだ。
ここは餃子も250円位で安く、セットメニューはなかったものの、ラーメンと一緒に食べることも比較的多かったかな。
台湾料理 翁
さて、その当時、会社から近いところにあるので、よく夕食に行っていたのが、県庁の裏手の方にある台湾料理店の翁。外見はとても綺麗とは言えない店構えだったけど、料理はいづれも美味かった。ラーメンは1つだけで、チャーシューとチンゲンサイというシンプルなものだったけど、きちんと焼いた叉焼も味わい深く、あっさりとした醤油味で美味かったなぁ。チャーハンもパラパラでいい味だったけど、ここも既に閉店してしまった。一品香



もう一軒同じ通りの那覇高手前に一品香と言う中華定食屋にもランチや夜食でよく行ったのだけど、ここも去年か一昨年位に閉店したようだ。この店はご夫婦で切盛りしていて特に何が美味いと言う訳ではなかったので時代の趨勢に遅れたのかもしれない。いつも固めにねと言うのだけど柔らかめな麺だったのが特徴的だったけど、種類は結構豊富で、ソーキラーメンや屋台風とんこつななんかもあったりした。懐かしい系の味の、タンメンやソース焼きそばなんかは美味かった。それに定食類もネギ塩チキンとかピリっとした味でボリュームもあった店だ。
南京食堂

翁と同じ台湾料理だけど、コザにあった南京食堂にもよく通ったものだ。うちの娘とおばあさんがとても仲良しだったのだけど、多分ハワイの娘さんたちのところへ引っ越したんだろうと思う。愛敬のいいおばあさんと寡黙なおやじさんとのコンビもいい味だしていた。ここは、小籠包(おばさんは、まんじゅうと呼んでいた)が有名だったけど、もちろんそれも好きだったけど、酸辣湯も必ず注文する一品で、やわやわな麺だけど、高菜ラーメンなんかもいい味をだしていたな。豚肉と豆腐炒め、海老とタマゴのチャーハンや美味く誰も味を継がずに閉店になったのは残念。ラーメン屋に限らず、店主の高齢化や時代の波とかいろいろと要因はあるんだろうけど、人それぞれの思い出の詰まった店が消えていくのは、やはり一抹の寂しさを感じるものだ。でもそれは胸の奥にしまって、新しいいい店を今日も捜しに行くとしよう。

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